患者あるある
受け持ちが始まると、いろんな個性的な患者さんとたくさん出合うことになります。
くせ者の患者さん相手に看護をするのって、かなり疲れますよね・・・
それも仕事だと思って割り切れればいんですけど、忙しいときに限っていろんな訴えをしてくる人たちがいます。
今回は、そんな「患者さんあるある」をご紹介していきたいと思います!
亭主関白
「あれ取って」「おい!」「さむい」「早くしろ」と、看護師を自分の妻だとばかりにこき使おうとしてくるおじいさん。
イラついて適当にケアしたり返事すると「心がこもっていない」とかダメだしもしてきます。
バレリーナ
どれだけ体位を整えても、足をこれでもかというほど高く掲げたり、ごろごろ寝がえりを打ちまくり、まるでバレリーナのよう。
経管栄養中はベッドからずり落ちるのでこまめに見に行ってあげましょう。
忍者
ミトンや体幹ベルトをいくら付け直しても何度も縄抜けする現代の忍者。
しかも、そのあと胃管をとったどー!してるからマジで達人です。
アーティスト
自分の排せつ物をシーツ、ベッド柵、ナースコール・・・様々な場所にアートする。
このアートを見たら誰もが驚愕する。
このイベントがあると、一気に時間持っていかれる。
切ないまなざし
ベッド柵の間から足を出しこちらをじっと見つめ、「ここから出して・・・」ってめちゃくちゃ切ないまなざしを向けてきます。
「ごめんなさい・・・こうするしかないの」って行動制限の準備をする、そんな物語が始まります。
ライオンキング
ベッドの上に立ち上がり棚の上の荷物を取ろうとしている姿は、さながらライオンキングのよう!
速攻でキングの座をおりてもらうようにお願いしましょう。
俺に触れるな
触れようとしたとたんにミトンを付けた両手でばしっと払いのけられる。
「おびえているだけなのよね。ほら、こわくない」してもナウシカじゃないから無意味です。
実家に帰ります
夜中急に荷物をまとめだして「家に帰ります」宣言。
「おいおい、急にどうした?」と、実家に帰ると言い出した妻を止める夫の気持ちを味わえます。
「今はまだ夜中だから、ね?朝になったら一緒に考えよう?」と、とりあえず宥めるスキルが磨かれるので、いつか役立つかもしれない。
いかがでしたか?想像できましたか?w
あとから考えると本当に面白いのですが、忙しいときに限って起こるので全然笑えないことばかりです。
こんな患者さんたちを、スマートに対応できるようになりたいものです。