看護師という素晴らしい職業を効果的に活用せよ!

看護師ってめちゃくちゃきついお仕事だけど、うまく利用できれば結構いい職業かもしれない

退職までの道のり

 

 今日は私の退職した時の事、そして1年間フリーターとして経験した事をお話します。

有益な情報というよりは体験談です。

 

退職して少し休みたい…(´;ω;`)

 

そんな風に考えている看護師の皆様の参考に少しでもなれば嬉しいです♪

 

 

退職宣言

自分は新卒からずっと同じ病院で勤務していました。

新人の頃からとにかく仕事がいや、早く辞めたい、という思いが強くて、看護師なんて絶対になるもんじゃないな、という考えで仕事を続けていました。

一生懸命に看護している方が読んだらすみせません・・・

 

そんな私はめんどくさがりの名人(どんな名人や)ですので、退職するのも面倒くさかった。 

ずるずると仕事を続け、あっという間に9年間経ちました。

 

9年間も勤務していると、日々の業務やリーダーはもちろん、委員会、病棟の係、新人の教育やらなにやら責任のある立場に就くことが多くなります。

体力的にも精神的にも「退職が面倒くさい」なんて理由より、「一刻も早く退職したい」という気持ちが強くなりました。

 

10年間の節目で退職しよう。年度末の面談で、師長さんに伝えよう。

そう考えていたそんなとき。

 

ま さ か の 移 動 命 令。

 

……は?

退職希望するこのタイミングで移動とかw

 

即座にももは「来年やめようと考えているんですけど!」と訴えました。

移動先の病棟もすぐに退職する人材を移動させても不利益にしかならないでしょう。

それに、どうせなら仲の良いスタッフのいるこの病棟で最後の1年を迎えたいと思いました。

 

ですが、移動先の病棟の深刻な人手不足に、看護部はGOをだしました(泣)。

ということで、退職前1年間は長く配属していた呼吸器・血液内科を離れ、循環器病棟に配属になったのでした…。

 

有休はどうなるの?

ももが一番気になっていたこと、それは退職時の有給休暇の消化ついてです。

看護師の皆さんはこの問題、お分かり頂けると思いますw

 

なぜなら看護師にとって

「有給休暇は捨てるもの」

だからです(悲)。

 

9年間のももの年休消化日数は、1年間に多く見積もっても4,5日といった所でした。

ご存知の通り、有休の有効期限は2年間。

有休は1年間で11~20日間(勤続年数により)付与されますが、1年間に4,5日しか消費されなければ、その大半は毎年捨てていることになります。

つまり、本来休めるはずの日数を捨てているわけですから、ただ働きも同然です。

 

ももは、最後は有休消化してやめたいと常々思っておりました。

そのため思い切って、

 

「退職前に有休消化してやめたい!」

 

と、配属先がかわった直後の面接で師長に伝えました。

まあもちろん、すんなりと受け入れてもらえるはずもありませんよねw

 

簡単に予測される返答なので、もちろん対応は準備しています。

ももは、先に退職していった同僚や先輩からの助言、法律のことなどを予め調べていました。

 

そうして粘った結果…

 

 

有 給 休 暇 全 消 化 !

 

 

を約束してくれました!いえーい

 

今後、有給休暇についての法律や退職時に有休消化する具体的な方法も記事にしてみたいと思いますので、乞うご期待!(笑)

 

退職後の生活費

退職後の生活費をどのようにやりくりするのか、はじめての退職で無職になるももにとっては未知のことでした。

とりあえず、失業保険の申請をして、短期のアルバイトとか派遣でやりくりすればなんとかなるでしょー

 

くらいの軽い考えでいました。

 

…ところが。

 

当然ですが、退職後にでていくお金は生活費だけではありません。

 

医療保険や年金、税金がほんっとうに高いんです!!!

看護師は所得がそれなりにあるため、住民税も無職にとってはめちゃくちゃ高いw

 

退職してからのももの収入源は失業保険と、友人の勧めで入ったクリニックのアルバイトと、派遣のお仕事。

失業保険は微々たる(1日6千円くらい)ものだし、クリニックのアルバイトは失業保険をもらう間は多くは入れません。

派遣のほうも、派遣の法律が変わったため直接雇用(病院や検診)しか応募できない状況でした。

せっかくの休暇ですから、そんなに仕事もしたくない、というのも本音です。

 

退職金でやりくりできないの?という疑問もあるかと思います。

退職金は税金でほぼなくなります。

噂には聞いていましたが、ここはちゃんと覚悟しておいたほうがいいです。

本当にその通りでしたw

 

幸いなことに少しは貯金していたので、なんとか1年間やりくりはできましたが、1年間でほぼなくなったのでした(悲)

 

1年間どうすごすのか

ももにはずっとやってみたかった事がありました。

そのひとつが

 

一人旅をすること。

 

ももは車で遠出をすることが大好きです。

ですが、病院勤務で短い休みの中、一人で行く勇気はありませんでした。

人生で長い休みをとる機会はなかなかやってきません。

 

友人たちには、女の一人旅(しかも車中泊w)は危ないなんて止められもしましたが、

ここで行かなきゃいついくのか。退職後か?

 

と思い切って決行しました。

 

まあはじめての一人旅なので、びびって(笑)10日間の短い旅を計画。

千葉から出発して、香川の直島を目的地にした、女一人の車旅。

 

結果、最っっ高の思い出になりました!!!!!

 

しかも一人でここまでこれた!という謎の自信が生まれるという(笑)

これは、退職してからじゃないとできない事だったな、と思います。

 

 

やってみたい事のふたつめは、

 

病院勤務ではできない業務を経験すること。

 

病院勤務でもできないことはないんでしょうけど、自分には病院勤務しながら他にも経験するなんて体力も気力もありませんw

 

この1年間フリーターとして経験したこと、それは

クリニック外来

老人ホーム

検診

クラウドソーシング

です。

 

…少ないなw

自分でもびっくり、めちゃくちゃ少ないw

しかも最後のは看護師関係ないし。

ですが、この少ない仕事内容でも、病院勤務だけではできない経験や学びがたくさんありました。

 

看護師ってすごいと、改めて認識させてもらえる機会にもなりました。

ひとつひとつの経験や学びを書くと長くなってしまうので、また改めて記事にしていきたいと思います。

 

まとめ

ここまでだらだらと書き綴ってきたわけですが、最後にまとめとして言いたいことはただ一つです。

退職して1年間遊びまくって本当に良かったなーと。

これにつきます。

 

看護師、特に病院勤務している看護師は常に何かに追われる職業だと思います。

点滴や患者さんのケア、検査や手術の時間、医師からの突然の指示、患者や家族対応、入院の受け入れ、課題や研修・・・etc

 

それを、何の制限もなく(正確にはお金の制限はありますがw)自由に過ごすことができたこの1年間は、心身のリフレッシュとともに、「人生をどう生きていきたいか」を考える機会になりました。

お金はなくなりましたが、お金では買えないものが手に入れられた気がします。

 

拙い文章ですが、最後まで読んでくださってありがとうございましたm(__)m